オステリア・ヴォーノシェフの古くからのメニューちりめんじゃこイタリアの街角にあるような気さくな老舗のイタリアン。本場の郷土料理に加え、日本人向けにアレンジした料理がずらり。パスタ料理も30種類以上そろえる。写真のパスタは、ニンニク、唐辛子の香りをきかせたオイルベースのソースに、ちりめんじゃこのうまみがとけこむ一品。細い麺のさっぱりとした食感に、ほろ苦いネギの風味がアクセントとなる。1460円。税別(撮影/写真部・岸本絢)
オステリア・ヴォーノシェフの古くからのメニューちりめんじゃこ
イタリアの街角にあるような気さくな老舗のイタリアン。本場の郷土料理に加え、日本人向けにアレンジした料理がずらり。パスタ料理も30種類以上そろえる。写真のパスタは、ニンニク、唐辛子の香りをきかせたオイルベースのソースに、ちりめんじゃこのうまみがとけこむ一品。細い麺のさっぱりとした食感に、ほろ苦いネギの風味がアクセントとなる。1460円。税別(撮影/写真部・岸本絢)
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 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、タレント・小堺一機さんの「オステリア・ヴォーノ」の「シェフの古くからのメニューちりめんじゃこ」だ。

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 この店とはずいぶん前からのおつきあい。舞台仲間との食事に何度も利用させてもらっていて、つい先日も出かけたばかり。いちばん奥のコの字形テーブルが居心地がいいので、たいていこの席に陣取ります。

 料理は気取りのないイタリアン。マスターが毎年イタリアを訪れていて、行くたびに現地で覚えた料理を作ってくれたりもする。黒板メニューも選ぶのが迷うほどぎっしりと書かれていて、僕が好きなパスタもいろいろあります。

 そんな数あるメニューのなかから僕がきまって頼むのが、ちりめんじゃこのスパゲティ。もともと、じゃこが大好き(笑)。最初はものめずらしさもあって頼んだけれど、いまではやみつきになりました。ニンニク風味のオイルにピリッと唐辛子がきいていて、細い麺にじゃこが絡んでこれがうまい! 薬味のネギがたっぷりなのも嬉しいところ。日本人なら誰もが好む味ですね。これ以外に黒コショウがきいたスパイシーな「大人のカルボナーラ」もおすすめですよ。

(取材・文/今中るみこ)

「オステリア・ヴォーノ」東京都目黒区東山3‐15‐12ディライト東山B1F/営業時間:平日11:30~14:00L.O.17:30~23:00L.O.土日祝17:00~23:00L.O.(土日の昼は料理教室開催)/定休日:なし

週刊朝日 2018年3月2日号