元フジテレビのアナウンサー有賀さつきさん(52)が1月30日朝、都内の病院で亡くなった。2月5日になって死亡が報じられたが、病名や死因は明かされなかったことから、「自殺では?」「乳がんでは?」など様々な憶測が飛びかった。
父の洋さん(84)が涙をためながら「わがままな娘ですいません」と“病状”を本誌に独白した。
「死因は本人が『病気のことは語りたくない』と言って、私たちにも言わなかった。だから私も聞いていない。あまりにも痩せていたので、食欲もなくなっていた。症状は体力がなくなってきたからでしょうね。まずは検査入院だといって、私が勧めてやっと病院へ行ったわけですね」
有賀さんは亡くなる2週間前に入院したという。
「娘を一緒に連れていって、私が身元引受人になってます。入院の手続きは私がやりました。病院ではいろんな検査を受けました。しかし、そのときには体がだいぶ衰弱していて、痛みもあった。それを自覚したのは今年で病院に行くのが、遅かった。去年まではテレビ番組に出演し、仕事もしてましたから……」
有賀さんはかなり衰弱していて、病院で点滴を受けたという。
「病院では、睡眠薬とか応急措置はしたようですけど、原因よりもまず体力回復ということを一生懸命やってくださったことは事実です。病院でさつきは『普通にしているから大丈夫』と言っていた。30日午前8時、亡くなったと病院から電話をもらいました。電話をくれた看護師さんからは『(死ぬ間際まで)一人で普通に話をし、トイレへも行っていましたよ』と話していた。だから、もう退院する頃かなんて思っていたから、いきなりの訃報でした。私は1回しか見舞いに行ってません。だから、死んだと聞いて呆然としました。最後は誰も看取ってないです。看護師さんだけです。病で亡くなった。すごい精神力ですね。本人が病気のことは語りたくないと、私にも言いませんでした。みなさんも、本人の意志がそうであればこのまま闇に伏すしかしょうがありませんでしょう」