いよいよ幕を開ける、平昌五輪。 選手たちの熱戦を中継する各局の看板キャスターも熱い火花を散らす。
“金メダル”は誰か。上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は、各局の前提として、「オリンピック選手は必ず置きたいわけですよね」と言う。
「オリンピック選手、それも冬季で、できればメダリストがいい。そういう意味では日テレの荒川静香が満点です。櫻井翔と組んで『ニュースZEROオリンピック特番』的な雰囲気で普段の視聴者をつかむでしょう。手堅いところです。フジの高橋大輔は銅メダリストですが、テレ朝の織田信成は最高7位、テレ東の荻原次晴も長野の6位。各局苦労してるなという印象は受けます。TBSの高橋尚子やフジの野村忠宏は、金メダルはとってますが冬季の選手じゃないのが痛い(笑)」
テレビ評論家の吉田潮さんは、辛口に各局のシフトを斬る。
「競技の行われる時間帯やタイミングで放送する局が決まるので、正直言えば、キャスターで見る性質の番組ではないですよね。極端にいえば、競技を見たい、結果を知りたいというのが本望なので、実は『早送りする箇所の人』ともいえるのですが。修造と信成の暑苦しいテレ朝、毒にも薬にもならん感じのテレ東の小泉孝太郎。日テレとTBSには、スポーツを見たい人とジャニーズを見たい人が一致するのかいつも不思議。フジのカトパンには、他に人が呼べないのか、厳しいお家事情だなと感じてしまいます。結局シンプルにNHKがいいのかもしれません」
芸能コラムニストのカトリーヌあやこさんは、フジテレビの加藤綾子を「チーママ的存在」と評した。