宝鮨東京都足立区西竹の塚1-11-2エミエルタワー竹の塚1F/営業・11:30~14:00L.O.、17:00~22:30L.O./休日・水(撮影/写真部・小原雄輝)
宝鮨
東京都足立区西竹の塚1-11-2エミエルタワー竹の塚1F/営業・11:30~14:00L.O.、17:00~22:30L.O./休日・水(撮影/写真部・小原雄輝)
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穴子の白焼き東武伊勢崎線、竹ノ塚駅近くで50年余り続く地元に根づいた寿司店。江戸前もしくは宮城県松島産の活穴子を使用。両面を軽く焼いた穴子は皮目が香ばしく、身はほろりとやわらか。わさび、すだち、おろし醤油など好みの味で楽しめる。地酒の種類も豊富。2400円。にぎり(並)1400円〜。税別(撮影/写真部・小原雄輝)
穴子の白焼き
東武伊勢崎線、竹ノ塚駅近くで50年余り続く地元に根づいた寿司店。江戸前もしくは宮城県松島産の活穴子を使用。両面を軽く焼いた穴子は皮目が香ばしく、身はほろりとやわらか。わさび、すだち、おろし醤油など好みの味で楽しめる。地酒の種類も豊富。2400円。にぎり(並)1400円〜。税別(撮影/写真部・小原雄輝)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、秋草学園短期大学学長・北野大さんの「宝鮨」の「穴子の白焼き」だ。

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 うちは夫婦揃って寿司が好き。十数年前、竹の塚に住む友人の紹介でこの店を知りました。孫たちとは回転寿司にも行きますが、夫婦二人の時は近場でゆっくりと落ち着ける店がいい。ここはご主人が寡黙な職人肌で、女将さんも気立てが良く、居心地がいいので気に入っています。

 寿司を握ってもらう前にきまって頼むのが、この穴子の白焼き。関東では煮穴子が一般的なのでめずらしいでしょ? 塩をふって表面をさっとあぶった身に、ちょこんとわさびをのっけて食べると絶品。醤油はいらない。ビールのつまみに最高です。ほかにも単品料理がいろいろ楽しめて、マグロやアオヤギを使った、ぬたの盛り合わせや海鮮サラダも好きですね。

 今年75歳になりましたが、いまだ現役で働けるのはありがたい。健康の秘訣は“食”と“運動”と“生き甲斐”があること。今年の春から、埼玉・所沢の短大に1時間半以上かけて毎日電車で通っています。おかげさまで足腰が鍛えられました。食欲も増し、より健康的になりましたね。

(取材・文/今中るみこ)

「宝鮨」東京都足立区西竹の塚1‐11‐2エミエルタワー竹の塚1F/営業時間:11:30~14:00L.O.17:00~22:30L.O./定休日:水

週刊朝日 2017年12月22日号