世界に衝撃を与えた最初の「スター・ウォーズ」から40年。いよいよ明日12月15日、シリーズ第8作にして最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」が公開される。
【写真特集】「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」記者会見の様子を紹介!
“衝撃作”と名高いものの、いまだ謎に包まれたままの今作の裏側について、これが遺作となってしまったレイア役のキャリー・フィッシャーさんの貴重な生前の証言が「週刊朝日」2017年12月22日号(12月12日発売)に掲載されている。特別に、本誌に収録しきれなかったキャリーさんの言葉をお届けする。
* * *
昨年12月、ロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作に見舞われ、ロスの病院で息を引き取ったキャリー・フィッシャーさん。レイア・オーガナを演じた今作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」が、遺作となってしまった。
生前、今作について語った貴重な証言を紹介する。
「今回のレイアは疲れ切ってるの。ジャバ・ザ・ハットを殺した頃と違って、シリアスで心配事を抱えた人物になっているし、多くの重い責任を背負っている……。彼女が疲れ切っている理由はたくさんあるわね」
前作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では、マーク・ハミル、ハリソン・フォードとの3人の揃いぶみが実現した。しかしその作品でハリソン演じるハン・ソロは、レイアとの子であるカイロ・レンに殺されてしまった。
「ハリソンがいなくて寂しいわ。皆がそう思っているわね。彼がそばにいると楽しいもの。私はハリソンとの関係性を気に入ってたし、いいコンビだったから、それがもっと描かれることを望んでいたのよ。とても強い存在感の彼がいなくて寂しいわ。
マークとは、兄妹みたい。私はいつもマークのことをルークとして見ているのよ。映画で描かれている二人と現実の私たちとの関係はほとんど同じで、いたわりあっているわ」
今作、一部のファンの間では「カイロ・レンが母であるレイアをも殺す」という噂が広がっている。スター・シップの艦橋に立つレイアに続いて、カイロ・レンが映し出された予告編での映像。「過去は消せない。殺るしかない」というカイロ・レンのセリフが、その根拠としてまことしやかに伝えられている。