昭和天皇が太平洋戦争などに関して回想した「昭和天皇独白録」の原本とされる文書が12月6日、米国でオークションにかけられ、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が落札した。高須氏は本誌の取材に対し、「落札できた瞬間、『イエス!』と快哉を叫びましたよ」と、クリニックのCMを彷彿とさせる喜びを語った。
独白録は、昭和天皇が開戦から敗戦にいたる経緯などを回想し、側近に語った文書。文藝春秋が1990年代に刊行した『昭和天皇独白録』の原本とされる。側近の遺族が米国に持ち帰っており、米国で今回出品されたようだ。
「ウェブや外電などで出品を知ったんです。『これは何としてでも落札しなければならない』と思いました」と高須氏は振り返る。
オークションがあった6日深夜から翌早朝にかけ、高須氏はツイッターで“実況中継”。「ホテルニューオータニからスマホで指令を送る。必ず落札するぜ」「絶対に退却しない」などと相次いでつぶやいた。