TBS系の人気ドラマ、日曜劇場「陸王」の12月10日放送分で、元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造(50)が登場する。陸王を開発した足袋会社「こはぜ屋」に対し、買収を画策する「フェリックス」社の御園社長を演じる。
3日の第7話の最後に放送された予告編では、役所広司演じる宮沢の会社こはぜ屋に対し、松岡演じる御園が買収に動こうとするシーンが放映された。松岡がスーツ姿でキャリーケースを持って闊歩する姿が映り、波乱の展開を予想させた。
松岡はバラエティー番組やニュース番組のスポーツコーナーで、熱い男のキャラとして知られる。ドラマ評論家の成馬零一さんは、予告編での松岡の出演についてこう話す。
「かっこよかったですね。演技とは別の世界で戦ってきた、一流の大人の説得力を感じました。元気さを前面に出した普段のキャラではなく、いい意味で裏切られました。体が大きいのでスーツも似合いますし、存在感がある松岡さんは社長役にぴったりでは。“素人”ゆえの生々しい、むきだしの演技が見たいですね」
日曜劇場は、銀行員の世界を描いた「半沢直樹」を筆頭に、硬派な人間ドラマを見せる人気枠。陸王を含め、池井戸潤さん原作のドラマは、特に期待が高い。