眼科専門医の荒井宏幸医師(みなとみらいアイクリニック)はこう話す。

「レンズ表面に色がついている構造は、片面にプリントしているケースがほとんど。生体と直接接触するため、装着しているうちに色が剥がれ始めます。そのうちに、剥がれた部分とプリントが残っている部分が混在し、表面が凹凸状になる。この状態のレンズを装着していると、目の表面が傷だらけになり、深刻なトラブルを招きかねません」

“目のおしゃれ”に関するトラブルは、ほかにもある。ここ数年で増加しているのが、まつげに接着剤で人工毛を取り付ける「まつげエクステ」に関する被害だ。その多くが接着剤によるアレルギーで、まぶたの腫れやかゆみなど、皮膚の炎症を引き起こす。まつげエクステの施術には美容師資格が必要ではあるものの、質にばらつきが見られるのが実情だ。

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