

漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「陸海空 地球征服するなんて大アマゾンSP第3弾」(テレビ朝日系 10月14日18:30~)に登場する“ナスD”をウォッチした。
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アマゾン奥地の部族の村で、ウィトという染料を塗ったら全身ナス色になってしまった友寄隆英ディレクター。バラエティー界に通称「ナスD」と呼ばれる新星が誕生した瞬間だ。
簡単に色は落ちないため、ナス色のまま旅を続けるはめに。しかし、実はとっくに色落ちしていて、CG加工でナス色にしているんじゃないか疑惑まで発生中。
ま、初期のナス色インパクトもすっかり薄れてるんで。慣れるの早いんでと思いつつ見た特番の結論はこれ。ナスDはナス色でもナス色でなくてもよし。
今回ナスDは、部族の呪術医から「あなたには強力な悪霊が憑(つ)いている」と告げられる。「ストレスを抱え、あまり眠れない日々が続いてるはずだ」と。取り憑いているのは生霊だと言うけれど、見ててピーンと来ましたよ。この悪霊、「視聴率」という名前に違いない。
「世界の果てまでイッテQ!」のイモトアヤコにも出川哲朗にも、きっととんでもない悪霊が憑いているはず。いや、すべてのテレビマンや芸人の肩に、ずっしりとのしかかる得体のしれない重み。人は、その悪霊のためならば、猛獣に追いかけられ、落とし穴に落ち、喜んで爆破されるのだ。