俳優・満島真之介はずっと、“衝動”に突き動かされて生きている。高校卒業後、「日本の中心に行こう」と思い立ち、単身上京した。やりたいことがあったわけではなく、学童保育の補助職員や、映画の撮影助手などのアルバイトをして暮らした。20歳のとき、自転車で日本一周の旅に出た。仙台で、昇る朝日を見ながら、「表現がしたい!」という衝動が湧き上がった。真っ先に浮かんだ、連絡を取りたい人の顔――。それは、撮影助…

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