7月19日に発表された第157回芥川賞の選考会で、受賞作の沼田真佑さん「影裏」と最後まで競り合ったのが、今村夏子さんの「星の子」(朝日新聞出版)だった。寡作ながら、作品を発表するたびに文学好きの間で話題を呼ぶ新進作家の人となりに、取材を続ける朝日新聞大阪本社の文芸担当記者・野波健祐氏が迫った。

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