吉田戦車(右)、伊藤理佐夫妻(撮影/写真部・小原雄輝)
吉田戦車(右)、伊藤理佐夫妻(撮影/写真部・小原雄輝)
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 もともとは飲み友だちで、互いの元パートナーも知る仲だった人気ギャグ漫画家の吉田戦車と伊藤理佐。そんな2人がバツイチ同士で再婚を果たした。仲睦まじい彼らだが、譲れない戦いがあるようで……?

「まるでギャグ漫画! 伊藤理佐が吉田戦車に放った“戦略的”口説き文句」よりつづく

*  *  *

――同じ部屋で仕事したら2、3時間で限界に

妻:私、尊敬する人と付き合ったのは、吉田さんがはじめてなんです。それまでは何でも言うことを聞いてくれるような、自分より年下か年収が下の人とばかり付き合っていたので。漫画家の先輩で尊敬している人と一緒になって、すべてスッキリうまくいった気がしました。

夫:冗談で、「俺は伊藤のアシスタント兼主夫でどう?」っていう話をしたら、「ふざけんな」って言われたよね。

妻:「えー、働かない気?」って。よく「漫画家二人が同じ屋根の下で仕事して大変じゃない?」って言われるんですけど、部屋は別々なんですよ。東日本大震災のとき、冷房の電気代を節約するために同じ部屋で仕事したことあったけど。

夫:2、3時間で限界。

妻:そばに人がいるだけで、お互いダメなんだよね。鼻くそほじりたいとき、どうすればいいのって(笑)。

夫:屁をするとき、いちいち席外すの面倒くせぇとか。

妻:私、白髪抜くのが好きなんですけど、そういうところを見られるのも嫌で、これはダメだと。

夫:すぐに、「やっぱり電気使おう」となりました。

妻:仲良くしたいから、家のなかではなるべく会わないようにしているんです。吉田さんが台所でお茶をいれてたら、自分は後でいれたり。朝と夜は家族でご飯食べるけど、昼ご飯は別々だもんね。

――夫婦二人だけの夜は飲みまくり遊びまくり

夫:子どもがお泊まり保育で家にいなかったときは、二人で狂ったように遊びましたけどね。

妻:歌舞伎を見に行って、タバコなんて吸わないのにシガーバーに行って、その後飲みに行って、それでもまだ足りなくて夜中まで家飲みして。

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