ペットの年齢や飼育環境などを確認しながら、フードを提案してくれるというペットの年齢や飼育環境などを確認しながら、フードを提案してくれるという

スタッフの知見も豊かな「The Pet Boutique TOMMY&CATTY」スタッフの知見も豊かな「The Pet Boutique TOMMY&CATTY」

東京都港区南青山1−15−15−1F(東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩2分)東京都港区南青山1−15−15−1F(東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩2分)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、あるお店の「ペットフード」について。

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 かつて、「芸能人がたくさん住んでいる街には高級スーパーがあって、その目印は豊富な種類のワインとチーズ」との定説があった。

 確かに、広尾には「明治屋」や「ナショナル麻布」があるし、麻布十番には「日進」が。「紀ノ国屋」や「成城石井」なども有名だが、近年、「成城石井」はあちらこちらにあるし、「紀ノ国屋」系列の「OMO」や「entree」は駅ナカに。

 そして、それ以外のスーパーにも、それなりの高級食材が並んでいるので、件(くだん)の定説はなくなりつつある。

 そんな折、「高級ペットフードは、間違いなくセレブが住まう街で売られている」と言われている。

 好きな言葉ではないが、いわゆる“ペットブーム”により、若い女性芸能人を筆頭に犬を飼う人が急増。

 そういう飼い主が出入りしているのが高級ペットフードショップだ。確かにニューオープンの大型商業施設には必ずと言っていいほど入っていて、トリミングサロンやホテル、動物病院を併設している店もある。

「でも、ちょっと買いに行きたいときは不便」というのは某愛犬家。ペットフードを買いに行くだけなのに駐車場に並んだり、人をかきわけたりするのは「ナンセンス」というワケだ。

 そんな中、乃木坂駅から2分、外苑東通り沿いの「TOMMY&CATTY」は、「路面店なので買いやすい」「スタッフさんたちの知識が豊富」「この辺でも見かけないモノが揃う」と評判。子供から大人まで、飼い主と犬や猫が一緒に使える「グッズのセレクトショップ」なのだという。

 
 食品基準が厳しいと言われるオーストラリア産「NATURE’S TASTE」(犬用ドライフード)や、ドイツ産「Plaiaden」(犬用・猫用缶詰)、ニュージーランド産「Ziwi Peak」(猫用エアドライ)。「流行(はや)っている」という「国内産なまず天日干し」など最高級のフードやトリーツが揃っている。

 実は最近、プチプレゼントに高級な犬猫用トリーツを利用する動物好き芸能人が増えているのだ。もちろん相手も愛犬家や愛猫家なので、確かに菓子折りよりも喜ばれるかもしれない。

 犬や猫を連れていくのがベストだが、年齢や種類、飼育環境などを伝えれば、スタッフが最適なモノを勧めてくれるのだ。

 先日、吉川美代子さんが「ウチくる!?」で行きつけ店として紹介していた「リストランテ ダ ニーノ」のオーナーシェフ、アントニーノさんは「TOMMY〜」の顧客の一人。カリスマシェフも認めるペットフード店なのである。

週刊朝日 2017年4月21日号

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山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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