ドン小西　人気女優の“ダサかわ”に「何より似合っていません」

　今年は映画「アウトバーン」「インフェルノ」など大作映画に次々抜擢され、注目される俳優のフェリシティ・ジョーンズが12月7日、主演作「ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー」（16日公開）の記者会見に登場した。得意のガーリーファッションで登壇した彼女だが、ファッションデザイナーのドン小西氏は、「キュートキャラが台無し」だと指摘する。

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　ハリウッドスターっていうのも、ずいぶん様変わりしたもんだよね。その象徴が、大作主演を立て続けに決めて、注目されてるハリウッドスターの彼女だよ。身長160センチもない小柄な体形。しかも遅咲きだから、こう見えて30代。雲の上のスターというより、身近なかわいらしさで、日本人の女の子にも人気らしいじゃん。

　そんな彼女が来日。得意のガーリーファッションで登場だよ。ブランドのコレクションでも、この手の悪趣味ギリギリのダサかわファッションをよく見るようになったけど、それにしてもこれは失敗だろう。ここにエプロンでも巻いたら、どっかのファストフード店の制服そのまんま。しかもパフスリーブのフェミニンなワンピースに、ボーダーだもの。がっちり体形に見えて、せっかくのキュートキャラが台無しじゃないの。

　ま、たしかにトレンドだけど、トップファッションに飽きたような上級者じゃないと、この手は着こなせない。これは気軽に挑戦して、ダサかわがただのダサいになっちゃった見本だね。あともうちょっと、がんばろう。

※週刊朝日 　2016年12月23日号