ママ友との関係も難しい。表面上うまくつきあっても、人知れず悩む女性が多い。最近はインスタグラムやフェイスブックなど、自分の生活を写真で見せるSNSが流行です。「買った物や家の様子をSNSに出すので、生活の質を下げられない」という女性もいます。ネット上でワンランク上の自分を演じるため、借金して買い物をする。見えを張って貯金できないならば、SNSから少し遠ざかることを考えましょう。

 自著『教室の悪魔』で、子どものいじめについて書きました。いじめの標的になるとネット上でも拡散するので、グループ内の自分のポジションが気になる。そんな構図は大人も同じ。専業主婦で、SNSなどネット上の居場所を気にしすぎる人は注意してください。

 時間があれば、パートなどの仕事に出るのもよい。ママ友から何か言われそうと気になるなら、「子どもに手がかからなくなった」などと理由も考える。自分の稼いだお金で好きなものを買うなどルールをつくれば、買い物をしすぎない金銭感覚も身につきます。

週刊朝日 2016年7月8日号