今でも信じられない思いが…(※イメージ)
今でも信じられない思いが…(※イメージ)
この記事の写真をすべて見る

「一生懸命謝れ、頭を下げろ、ワシも下げる」。元プロ野球選手の清原和博被告(48)の初公判があった5月17日。清原被告の父親は、朝から息子のニュースが大きく取り上げられているのを見て、何度も頭を下げていたという。

「裁判直前には、とにかくお詫びするんや、反省やと、メッセージを送ったそうです」(父親の知人)

 父親は息子の気弱な一面に気をもんでいたという。「少年時代、ひとりで電車に乗るのも嫌がる引っ込み思案なところがあって、ひとりで知り合いの家に行くのも嫌がる。けど、友達にはひとりで行ったと格好つけて言う。実は母親に連れられて出かけたのに」

 引退後、清原被告は父親に、コーチをやりたいが雇ってくれないと何度かこぼしていたといい、「少年野球でもいいから教えてやりたい。けど、野球をやりたいが誰も声をかけてくれないと話していたそうです。引っ込み思案だから、自分をよう売り込めんのかと心配していた」(知人)。

 まさか息子が薬物に手を染めていたとは今でも信じられない思いがあるようで、「照れ隠しで威勢よく見せるためにやったんじゃないか。自分は強いんだと。考えが浅はかだ」と嘆いていたという。父親は清原被告の入れ墨についても知らなかったようで、「なんでそんなもの入れるのか、岸和田は荒くれもんが多いが、入れ墨はやりすぎだ、と話していました」(知人)。

 初公判を終え、関係者はどう見たか。

次のページ