『卵かけごはん』が24時間無料!(※イメージ)
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 高齢者の間でラブホ利用者が増えている。医学の進歩で勃起できる年齢が長くなり、“憩いの場”として、活用しているという。ラブホ最前線をルポする。

 ラブホテルがつくられたのは1970年代初め。そのころ、お客だった20代の団塊の世代も70歳近くになった。39店舗のラブホの運営管理を手掛ける「トラスター」の嶋野宏見代表は、全国にラブホは7千軒、部屋数は15万室あるという。

「ラブホを利用する高齢者のお客さんはどんどん増えています。私はホテルの経営者に、もっと高齢者を意識したサービスが必要だと提案しています」

 と言う嶋野代表によれば、東京都八王子市には「ジージー(GG)割」というシニア割引をやっているラブホがあるという。

「『GG割』は55歳以上であれば休憩500円を割り引くサービス。それ以外にも、高齢者が座って靴がはけるように、玄関に椅子が置いてあるホテルもあります。お風呂場にメガネ置き場があるところも。老眼鏡をかけないとお風呂に入れないお年寄りのためですね。イヤミにならないようにさりげなく置くのがポイントです」(嶋野代表)

 埼玉県東松山市のラブホでは、昔なつかしい食事を無料で提供している。

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