男性ファッション誌「MEN’S NON‐NO」の専属モデルとして20年ぶりに単独表紙を飾り、俳優としても引っ張りだこ。今をときめく坂口健太郎さんだが、本人はいたって“自然体”なのだ。撮影の日、スタジオにふらりと眼鏡姿で現れ「電車で来ました」と言って、スタッフを驚かせた。
仕事も、気負わずナチュラルにしているのが一番だとか。
「無理せずいるのが僕には向いていますね。役も作り込みすぎず、坂口健太郎と役とが2人混在している感じでいます」
休日も、“普通”にのんびり過ごすという。趣味は読書で、大の歴史好きだ。
「負けた側の、あまり語られていない歴史に興味があります。特に石田三成が好き。徳川に負け、劣っているとか人望がないとか悪く言われがちですが、本を深く読むと、算術の能力があって天才的な武将だったようなんです」
歴史トークはまだまだつきず、
「でも信長も好きです。真田もいいんですよね……」
と、時間いっぱい熱く語ってくれたのでした。
※週刊朝日 2016年2月26日号