これからも「たま大明神」として…(※イメージ)
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 愛くるしさで大人気となった和歌山電鐵貴志川線・貴志駅の三毛「たま」駅長は、惜しまれながらも16歳(人の約80歳)で永眠した。和歌山電鐵社長の小嶋光信さんは、今年6月28日の和歌山県・貴志駅コンコースの社葬にて、哀悼の言葉をこう述べた。

【追悼】2015年に亡くなった著名人

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 6月21日にお見舞いに行った時にはあんなに元気で快方に向かっていると喜んでいただけにいまだに信じられません。たまちゃんに「元気になって再来年の1月に駅長就任10周年のお祝いをしよう」と言ったら「ニャー」と明るく約束してくれたので、本当に残念です。

 思えば2006年4月1日、廃線の憂き目にあう寸前の貴志川線を和歌山電鐵として再生するまさにその出発日に、たまちゃんは公道にしか置き場がなかった家を失うことになりました。お母さんとも言える飼い主さんの願いもあり、何とか駅に住まわせてあげようと、たまちゃんに会って、その目を見た途端「この子は貴志駅の駅長だ」と閃きました。

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