「現場に入った方の話では、フードの袋や食品が部屋中に散乱していたそうです。エアコンがつけっぱなし、でもそれで熱中症を免れたのでしょう」(柴内裕子総院長)
孤独死に巻き込まれて死んだり、保健所(動物愛護センター)に収容されてやむなく殺処分されたりするケースもある。環境省によれば、2013年度に迷子や飼えなくなってセンターで殺処分の対象になった犬猫は約12万8千頭いた。
東京都動物愛護相談センターの担当者は、
「動物が持ち込まれる理由の半数以上が飼い主さんの健康問題で、高齢の方が多い傾向」
と話す。都では収容された犬や猫の状態に応じて譲渡を行うが、動物をセンターに持ち込もうとする飼い主には、「まずは新しい飼い主を自分で探してください」と説明し、やむを得ない状況で引き取る場合は、殺処分の可能性があると伝えるという。
※週刊朝日 2015年10月16日号より抜粋
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