和也:僕は野球をやると、交通事故に遭って死んじゃうんじゃないかと心配だったので入りませんでした(笑)。僕らにとって『タッチ』は予言の書みたいなものですから。それで背を伸ばそうとバレーボール部に入部したんです。
拓也:そしたら3年間で、ネットから一度も手が出ないまま卒業したんだよね。
和也:そう。兄弟そろって、身長は151センチ。よくバレーボールやバスケットをやると背が伸びると言うじゃないですか? あれは迷信だと、双子で実証しました。
拓也:最初、僕らのコンビ名は本名の名字から「角田ペア」だったんです。ところがある日、ライブに行くと僕らの名前がなくて。
和也:知らないうちに事務所の社長の一言で「ザ・たっち」となっていた。「THE ALFEE」みたいでかっこいいなと思っていたんですが、「お前らのザは、怪奇レスラーのザ・マミーからとった」と。
拓也:でもコンビ名が変わってから、すぐに名前を覚えてもらえるようになりました。あだち先生ともお会いできた。芸人としてここまでやってこられたのも『タッチ』のおかげです。
※週刊朝日 2015年8月7日号