6月6日、初の単独地方公務で訪れた山口県で赤間神宮を参拝した秋篠宮佳子さま。絶大な人気を誇る佳子さまだが、その公務の姿に「遠い世界」とガッカリしているのはファッションデザイナーのドン小西氏だ。
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佳子さまといえば、その美しさはもちろん、同年代の国民と同じ価値観を持っていらっしゃるところも人気の秘密だと思うんだよ。たとえば普段着。タンクトップだの、青のマニキュアだの、皇族だからニュースになるわけで。普通の女子大生なら、当たり前すぎて誰も振り返りもしないもんな。
そうしてせっかく開かれた皇室を実現しつつあるのに、ご公務になると、なんで遠い世界に行かれてしまうのかね。ファッションの役割は大きいよな。この日も淡いサーモンピンクはお似合いだけど、デザインのあちこちに皇室御用達デザイナーの石頭が見え隠れ。たとえばスカートのボリュームだよ。ピタピタは品がないと思うのかね。大きすぎるし長すぎる。注文服なのにサイズが合ってないみたいだもの。おまけにわっぱみたいなお帽子や手袋などの小物も違和感がある。
英国王室じゃないけど、ご公務では皇室デザイナーの服じゃなくて、旬の日本人デザイナーの服を着せてさしあげられないのかね。佳子さまの美しさと一緒に、日本の開かれた皇室と文化を世界に発信する機会。もったいないですって。
※週刊朝日 2015年6月26日号