週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。
今回は、ビタクラフトの鍋を紹介する。
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■鍋を変えて、省力・省エネ、おいしい料理
おいしいものが好き(当たり前か)。とはいえ、炊事は毎日のことだから、できるだけ調理時間と手数を減らすためにあれこれ工夫を重ねてきた。その結果、鍋の大部分がビタクラフトのウルトラシリーズに。ビタクラフトの鍋は全面多層構造。鍋全体に熱が素早く拡散し、その熱が長時間保たれるのが特長だ。
なんといっても、野菜調理でメリットが大きい。ほうれん草などの葉野菜は洗って蓋をすればすぐ茹であがる。根菜類は少し水を足して加熱。お湯を沸かす手間と時間が省ける上に、栄養素を逃さないから野菜本来の風味が生きている。パスタや麺は余熱調理で吹きこぼれナシ。煮物は煮あがったら火を消して蓋をして放置。蓋が開かないほど密閉されて冷める間に出汁や調味液がしみこみ、火にかける時間が減らせるのだ。
鍋は台所の場所ふさぎ。一度、今ある鍋と置く場所の見直しをしてみよう。ちょっとした不便の解消が家事を格段に楽にする。
<今日の逸品>
ビタクラフト ウルトラシリーズ
ウルトラ フライパン27cm 4万5000円
ウルトラ 両手鍋3.2L 4万3000円
ウルトラ 片手鍋3.0L 4万円
(すべて税別)
問い合わせ先:ビタクラフトジャパン
※週刊朝日 2015年4月10日号