ソニー・ロリンズがB級であるはずが無い。だからこれは、「ソニー・ロリンズのアルバムとしては」という意味にとっていただきたい。ロリンズほどの大物となると、当然名盤も綺羅星のごとく数え上げられる。50年代から60年代にかけての、たとえば『サキソフォン・コロッサス』(Prestige)やら『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』(Blue Note)などを筆頭に、およそ10枚ほどは誰でも簡単にリスト・アップ…

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