10月28日未明の会見で、政治資金収支報告書の記載ミスを明らかにした望月義夫環境大臣。ファッションデザイナーのドン小西氏は、本心が何も見えない不気味なファッションだという。
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そりゃあ、深夜に大臣が会見を開くとなれば、誰だって一大事だと思うわな。なのに蓋を開けたら辞任もない、ただの釈明会見だもの。世間がエボラで騒いでるうちに……っていうちゃっかり説があるけど、この人のファッションを見る限り、やりかねないよ。だってこのスーツ、どこを取ってもフツーのなかのフツー。ここまでフツーだと、隠したい本心でもあるのかと勘ぐりたくなるレベルだもんな。
あたしの統計だと、この手のファッションの人は、無責任に何にも考えてない人か、または本性を見せない大悪人のどっちか。この人の場合気になるのは、そのフツーが用意周到で演出くさいことだよ。ミョーな二八分けの髪形も、もしやこの人なりのフツーのアピール? シャツの首回りがブカブカなのは、会見で汗をかくのを予想して? とか、いろんな疑念がわいてくる。
ついでに言うと、クリーンでオシャレが売りのはずの環境省の大臣が、昭和の役人みたいなスーツっていうのも、どうなのよ。ま、エボラ騒動とか、故人の奥さんとか、環境は環境でも身近な環境を保身にフル活用するのは、ほどほどに。
※週刊朝日 2014年11月14日号