今週の週刊朝日(2014年5月2日号)の表紙に登場したのは、ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)で主演を務める水谷豊さんと3代目相棒の成宮寛貴さん。これまでにない過酷な自然の中での撮影となった映画「相棒―劇場版III―」について、二人が語った。
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水谷(以下、水):不思議なもので、撮影の本番というのは、思わぬ力が出ることがあって、普段はとてもできないようなことができちゃうんです。2人でのアクションシーンも、ほとんど1テークでしたね。
成宮(以下、成):走るシーンはだいたい僕が先で、後ろの豊さんに(足元の)水が全部かかっちゃって、カットの後は「すみませんっ!」って(苦笑)。
水:僕は本番中に、もっといいことを思いつくんです。だけどナリ(成宮)ならついてこれるって思ってやっちゃう。すると、必ず大丈夫なんです。
成:カットの瞬間、「もーう(笑)!」って、声を出さずにはいられない感じに。
水:「相棒」ならではですね。台本を見て、こんな感じでいこうと思うことが、お互い同じだったってことが多くなりましたね。説明しなくても行ける世界ができてきて、これは相棒だなって。いい状態になってきた感じがします。