「空の巣症候群」とは、中高年の主婦に増えつつある症状である。子供たちが進学や就職などで巣立ったものの、夫は不在がちで、ひとり家庭に取り残された主婦が空虚感にとらわれて体調を崩す状況を指す。精神科医の香山リカさんは、こう分析する。
「愛子さまは、まだ家から独立する年齢でもないので、典型的な空の巣症候群ではない。しかし、自分の体調が悪かろうと、雨の日も風の日も、不登校の愛子さまの通学や授業に付き添ったわけです。愛子さまが手を離れつつあるいま、ある種の空虚感を感じているのは確かでしょう」
※週刊朝日 2014年3月28日号
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