この12日間、冬空に熱い街頭演説が響き渡った。

 圧勝ムードの自民党で、苦戦中の若手候補の選挙区を飛び歩いたのが小泉進次郎・党青年局長(31)。

「さっき駅から階段を下りてくるとき、声をかけられて。『純一郎さん』って。それ、親父ですから」(13日、埼玉・深谷駅前)

「名前は田無で『ナシ』ですけど、こんなに多くの人がいてくれてうれしい」(14日、東京・田無駅前)

 と、通りを埋め尽くす聴衆に微妙なギャグで切り込むと一転、真剣な表情に。

「私は高校球児です。アウトとわかっていても一塁にヘッドスライディングをする。すると、何が起きるか。奇跡が起きるんです!」

 スポ根トークで支援を呼びかけた。あまりの声援に、肝心の候補者の演説がかき消されたほどである。

週刊朝日 2012年12月28日号