2017年の「キングオブコント」で準優勝した男女お笑いコンビ・にゃんこスター。独特なリズム縄跳びのネタでインパクトを残し、コンビで交際していることを明かして知名度が上昇した。そして、つい先日の破局報道。お笑い評論家のラリー遠田氏は、にゃんこスターについてこう評価する。
【写真】相方のスーパー3助と仲良くおどけたポーズをとるアンゴラ村長
「もともと『キングオブコント』に出るためにフリーの芸人同士で結成された即席コンビでしたが、結成5か月でいきなり決勝に進んでしまったため、急遽、正式にコンビを結成して事務所に所属した。芸人としての魅力は、それぞれが別々の方向性の尖ったお笑いセンスを持っていて、それらを融合させることで独創的で爆発力のあるネタが生み出されていたところ。スーパー3助さんはもともと破天荒なバカバカしさが売りのアングラ芸人。一方、アンゴラ村長さんは子供っぽくかわいらしい世界観の中で、どこかインテリジェンスが漂うネタをやっていました。いわば、アングラとアンゴラが組み合わさることで、奇跡的なバランスのコンビが誕生したのです。縄跳びネタは、彼らの持ち味が生かされた歴史的な傑作でした」
ブレイクから2年以上経った現在、アンゴラ村長(25)は単体でバラエティ番組に出演することも多い。SNS上で「フリートークできないのは芸人として致命的」「面白くなさすぎて見ているこっちがヒヤヒヤする」など手厳しい意見も少なくないが、お笑い以外で才能を開花させているらしい。
「バラエティ番組で爪痕を残すことは少ないですが、実は多彩な才能の持ち主なんです。例えば、昨年から子どもたちを対象にした縄跳び教室を始めたそうで、昨年4月には、自身のインスタグラムに高度なテクニックを駆使して縄跳びをする動画を公開。『ガチでなわとびを頑張っています』と綴っていて、ネタのためではなく本気で取り組んでいるようです。昨年11月のインスタでは、ドラムを演奏する姿を投稿。SCANDALの『マスターピース』という曲に合わせてドラムを叩く姿に、『サマになってます!』『村長、カッケー』と称賛の声が多かった。また、バレンタインデーにチョコレートで世界遺産のマチュピチュを作ったとバラエティ番組で言ってましたね。緑を抹茶パウダーで再現するなど工夫も見られ、手先も器用なのでしょう」(テレビ情報誌の編集者)