クロちゃん一世一代の“勝負服デート”の悲惨な結末とは？

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“恋愛モンスター”安田大サーカスのクロちゃんが真実の愛を語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「勝負服」。記者からテーマを聞かされたクロちゃんは、少し曇った表情に…。どうやら「勝負服」に関して、過去に苦い思い出があるらしい。クロちゃんが体験した切ない恋の結末とは――。

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　実は、ボク、勝負服には嫌な思い出があるしんよ……。

　そもそもボクは、昔から服に強いこだわりがあるわけじゃない。だから、勝負服なんて特に考えたことはないんだ。

　テレビに出始めた頃は、女の子ウケが良かったから、安田大サーカスの舞台衣装を勝負服にしていたこともあったけど、すぐにやめた。

　派手なTシャツや短パンの舞台衣装を着ていると、どうやらボクは何かの“キャラクター”っぽく見えちゃうみたいで、女の子からは全然男として見られなかったからね。

　安田大サーカスの芸風も、団長と2匹の珍獣がいるみたいなスタイルでしょ？　特にボクは、スキンヘッドで、声もすごく高いから、よけいに人間と思われていないというか、恋愛にはまったく発展しなかった。

　だから、もし、また勝負服を着る機会があったら、ボクのテレビのイメージとはかけ離れた“普通っぽい格好”にしようって思ったんだ。

●勝負服で挑んだ本気のデートでまさかの悲劇が

　2年くらい前かな、そんなボクにもついに勝負服を着る機会がやってきたの。

　あるバラエティ番組で女の子とデートするような企画があったんだけど、何度か会ううちに、その子のことを本気で好きになっちゃったんだ。

　迷うことなく、ボクは勝負服にチャンレンジすることにした。

　基本的にボクの服装のスタイルは、「半袖」に「短パン」ばかり。冬だって、上に何かを羽織るくらいで、一年中さほど変わらない。その女の子とのデートも、いつもそのスタイルだった。

　だからボクは、「長袖」と「長ズボン」を勝負服に選んだ。

「今日のクロちゃん、なんかいつもと違うな」って思ってもらいたかったし、今までの自分を一新させるくらい、一世一代の本気の恋なんだよって伝えたかったからね。