TVウォッチャーの中村裕一氏は、芸能人の離婚についてこう分析する。

「近年の離婚タレントで成功した代表例といえば小倉優子でしょう。離婚すると誰でもひとまずイメージダウンし、そこからいかに這い上がれるかの勝負になりますが、彼女は離婚した2017年度の『好きなママタレ』1位に選ばれ、翌年には洗剤のCMに起用されるなど、異例とも言える早さで見事にカムバック。その勢いで2018年には無事、再婚を果たしています。また、及川光博と檀れいも2018年に離婚しましたが、ここまで見る限り両者のイメージダウンにはほとんどつながってないように思えます。そう考えると、結婚してもあまりプライベートをさらけ出さないほうが、離婚後のダメージは少ないと言えます。最近では歌手の大黒摩季が離婚しましたが、不妊治療について臆せず触れるなど、彼女らしい非常に前向きなメッセージが胸に響きました。2019年は実にたくさんのカップルが結婚しました。しかし、結婚の数が増えればそれだけ離婚の可能性も増すわけですから、2020年以降はその反動が気になりますね」

 海外では、天文学的な慰謝料で話題になったAmazon創業者ジェフ・ベゾスの離婚劇もあった。日本の芸能界ではそうした泥沼の離婚劇はなかったようだが、当事者にしかわからな苦しい思いや公表できない事情もあるだろう。別れを乗り越え、新たなセカンドキャリアを築いてほしいものだ。(今市新之助)

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