写真はイメージ(Getty Images)
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 学生の大学進学を支援するAERAムック「就職力で選ぶ大学2020」(朝日新聞出版)では、芸能生活と大学生活を両立しているKing & Princeの永瀬廉さんにインタビューした。永瀬さんが語った、大学でしか得られない経験とは?

【写真】表紙を飾った永瀬廉さん

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「いま、ゼミの授業で、社会ではやっているものを一つ選び、その理由を探る研究をしています。1時間のプレゼンと質疑応答に向けて、準備に追われているところです」

 テレビ、映画、ラジオ、雑誌……あらゆるメディアで引っ張りだこの永瀬廉さんだが、明治学院大学に通う現役大学生としての顔も持つ。社会学部の3年生として、さまざまなテーマを学んでいる。

 12歳でジャニーズ事務所に入った。入所当初からグループに所属し、舞台やコンサートに出演。大学進学を決めた高校時代は、CDデビューが決まる前だ。ジャニーズJr.の中でトップクラスの人気を誇り、活躍していたときだった。

「どれだけジュニアの中での立ち位置がよくても、大学に行くということは決めていた。大学進学は、人生の選択肢を増やすために選んだ道です」

 小さい頃から、将来のために大学は出るよう、両親から言われてきた。ジャニーズ事務所に入所すること自体、狭き門だが、さらにその中でCDデビューできるのはほんの一握り。シビアな世界にいることを冷静に見つめていた。

「僕にとってデビューできるかどうかは大きいものでした。デビューできるかわからないなか、大学に行かずジャニーズ一本でやっていくのも立派です。でも、僕の場合、自分の人生の選択肢を少しでも増やしておきたい、という思いがありました」

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「明治学院大学に進学したのは、健人くんがおったから」