

電機メーカー大手のNECが、「PC-8001」(1979年9月発売)を販売して40年となったことを記念し、同機種の復刻版を発表した。PC-8001は日本で初めて「パソコン」という名前が使われた製品。手のひらにのるミニサイズでの同モデルの復活に、ファンたちからは当時を懐かしむ声が上がっている。
このミニ8001の開発はゲームソフトウェアを開発しているハル研究所によるもの。当時のPC-8001でのゲーム16本が収録されたSDカードが同梱され、各タイトルをプレイできる。キーボードの色や形状を忠実に再現し、モニターに接続して楽しめる。収録されたゲームタイトルは以下の通り。
●タイトル一覧
SPACE MOUSE/LUNAR CITY SOS!!/SNAKE WORLD/ASTEROID BELT/CHECK P./
PC-ジャン!/PARACHUTE/SUB-MARINE/SPACE SHIP/ROCKET BOMB/MARINE BELT/平安京エイリアン/JUPITER LANDER/モールアタック/オリオン80/走れ!スカイライン
ちなみにファンにとっては悲報だが、ミニは一般販売はされないので注意が必要だ。同時に発表された500台限定のモバイルノートPC『PC-PM750NAA PC 40 th Anniversary Edition Premium Package』購入者へのセットとして提供するほか、同社の「LAVIE」シリーズPCを期間中(2019年8月6日の予約販売分から11月4日の購入分まで)に購入したなかから抽選で2000人にプレゼントする。
この復刻版発表にはどのような狙いがあるのか。ITジャーナリストの河嶌太郎氏は次のように語る。
「『ミニファミコン』や『ミニスーファミ』の両機種の全世界累計出荷台数が1000万台を超える大ヒットとなり、こうしたハードウェアを復刻させることがトレンドとなっています。このタイミングで注目を集めようという狙いでしょう」