だけど僕は、ちゃんと自分の口で謝りたい。ちゃんとお金のことを言いたい。ちゃんと本当のこと伝えたいということをさせてくれないということがどうしても引っかかって、それでなかなか答えを出せなかったです。僕の場合はまだ契約解除というのが出てなかったから余計に迷う。そこで契約解除になっていたら、また自分の中で何かなっていなかったもですけど。本当に会見を開いている今でも契約解除になっていなくて。その状態が本当にしんどくて。
それで淳には申し訳ないんですが、宮迫さんと記者会見をするということを決めたことで僕の腹も決まり、「淳とコンビができなくなる、すまない」と言うと、淳は「相談はしてほしかった。だけどオマエが正直な事を言うのは応援する。俺は個人的にはコンビ解散では思ってないからな」と言ってくれました。
宮迫:僕も相方に対して何もちゃんと言えてないので。30年、誰よりも一緒にいて、親よりも子どもよりも誰よりも長く時間を過ごしてきて、こんなヤツのためにアイツは何回も何回も頭を下げてくれているんです。何回も何回も数え切れないぐらい、こんなダメ人間のために頭を下げてくれてるんです。なのに今回の騒動で電話をかけたら「大丈夫やから。俺は大丈夫やから。こっちは大丈夫やから」としか言わないんです。だから、やっぱり申し訳ない。すまないです。すみません。
■「チョク営業」の過去
──これまで「チョク」という仕事は経験はあるのでしょうか?
宮迫:大阪時代、30年近く前は、先輩に誘われて何度か。あまりそういうふうな誘いで行くことはないほうだと思いますが、行ったことはあります。
──ギャラの金額は?
宮迫:当時は5千円とか1万円とか、そういうものだったと思います。
──亮さんは?
亮:僕は記憶にあるのが今回のやつが2014年。あとは同郷の地元の先輩の会社の先輩の忘年会に2016年に行きました。それは「ちょっと顔を出してくれ」と言われて忘年会で挨拶をして、帰りに5万円いただきました。それ以外は人に呼ばれて行くということはあっても、ギャラだったり、車代だったり、交通費ももらったことはなくて、記憶にないです。
──今回のイベントはイレギュラーだった? 金額も含め。
亮:金額は正直言うと、吉本入って、おそらくその時がはじめて「チョク」っていうやつを行ったので、金額がすごく高いとかピンとは来てなかった。チョクとはこんなんなのかなという感覚がありました。
──会見の前にSNSなどで今の気持ちを伝える手段があったと思うのですが?
宮迫:それに関しても「一切するな」ということでしたので、することはできませんでした。
亮:本当に同じ気持ちで、説得して、会社も一緒に納得してやりたいという思っていたので、それは説得するという方向で、やらしてくださいというお願いの方向でやってました。
(AERA dot.取材班)