──0.6%という数字自体が「本音を言えない」というコミュニケーションの問題を表しているのではないでしょうか?
井阪 柔軟に対応する、生活の基盤を脅かさない形で地域のお客様のニーズを満たしながらともに進んでいくという話をしっかり向き合って話していくことだと思う。
──0.6%では収益に与えるインパクトも少ない。選択制にすればいいのでは?
井阪 それは私どもの収益性というよりは、加盟店様の収益の問題だと思っています。それで生活をされているので、そこを見極めなければならない。一回、時間短縮してまた戻してもお客様は戻らないかもしれない。そういうリスクもある。
──新社長に永松さんを選任した理由を教えてください。
井阪 古屋とも相談して彼が適任ではないかということで決めました。理由は、セブン―イレブンのなかにおいては一番大事な加盟店との接点を長くに渡って持って、それから人事部門、教育部門に長くいて、労働法制もよく知っている。また、グループ会社への出向経験もありセブンイレブンを客観的に見る目もある。これからの組織では人材が大事になるので彼が適任ではないかと考えた。