広島は伝統的に高卒の選手を2軍でじっくり育ててきた。前田健太(ドジャース)は新人の年は1軍登板ゼロで、丸佳浩巨人)も1軍デビューはプロ3年目。不動の4番の鈴木誠也も1年目はファームで結果を残し、1軍デビューは秋口の9月だった。リーグ3連覇と黄金時代を築いている中、新人の小園が開幕1軍に入れば大きな価値がある。実際に球団も当初は2軍でじっくり育てる方針だったが、キャンプの実戦、オープン戦の活躍で育成方針を見直した。緒方監督も「他の選手と比べても見劣りしない。それ以上のものを出してくれている。落ち着きが出てきている」と高評価を口にする。

 オープン戦で結果を残せば、選手層が薄い三塁でレギュラー争いに食い込むチャンスは十分にある。仮に開幕1軍に残れなかったとしても、走攻守で十分な可能性を十分に示している。成長曲線が大きく上昇すれば、小園の将来を見据えて来年以降に田中を二塁に回す可能性も十分にある。広島の未来は明るい。黄金時代はしばらく続きそうだ。(梅宮昌宗)

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