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いつも言われっぱなしで頭に来ているあなたへ。討論番組に出るたび、“論破祭り”とネットで評判になるひろゆきが、思わず「そんな方法あり?」と思っちゃうような強力な武器を伝授します。新刊『論破力』(朝日新書)から、「相手を怒らせたときの考え方」を紹介。他人を動かすテクニックとは?
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何か人に理不尽に怒られたりトラブったりしたのがきっかけで、「人が怖くなった」とか言っている人がいますが、きっと「万人に好かれなきゃいけない」と思っているからなのでしょうね。
おいらはそもそも他人に興味がないので、みんなに好かれたいとも思わない。嫌われたら嫌われたで、「あ、そうっすねー」です。なので、そういう意味では人を怖いとか思ったことはありません。
もちろん、理不尽なことで怒られることはけっこうあります。たとえば、メールアドレスのTOの欄の順番で「自分が後ろになっているのは失礼だ」とすごく怒った人がいました。ビジネスマナー本とかには書いてあるのかもしれませんが、実際にはわりと珍しい「地雷」なので、「へぇー、本当にあるんだ」と思って、逆に感心してしまいました。
どこに埋まっているかわからない地雷なら、いっそいっぱい踏めばいいのではないでしょうか。同じ過ちを繰り返すのは論外として、同じ過ちさえ繰り返さなければ、めちゃくちゃ珍しい地雷以外はそんなに踏まなくなると思うのですよ。
そうなると、めちゃくちゃ珍しい地雷を踏んだときには、むしろ「笑い話」にできるじゃないですか。
その話を聞いたみんながみんな「怒られて当然、あなたが悪いよ」と言うようなことは普通していないはずなので、そういう珍しい地雷は、面白ネタになると思います。
その意味では、笑ってくれる仲間がいるかどうかのほうが重要なのかもしれませんね。
おいらは何か失敗したときに、けっこう「あっ、これは友だちに話すネタになるな」という切り替え方をします。そうすると失敗を引きずらなくて済む。