■かわいさをコンテンツする術にたけた橋本環奈
今春、女優の橋本環奈(19)が出演し、好評だったUHA味覚糖「ぷっちょTVCM」シリーズの第2弾「顎クイぷっちょあーん」篇が公開された。同時に、橋本にぷっちょをバーチャルで食べさせてもらう体験ができるVRゴーグルのプレゼントキャンペーンも併せて行われ、ファンの間で話題となっている。福岡のローカルアイドルとして活動していたところを発見され、「1000年に1人の美少女」とあっという間に全国的な人気を獲得した橋本。現在ではドラマやバラエティー番組に引っ張りだこで、何かに出演するたびに芸能ネットメディアで取り上げられている。映画「銀魂」(2017年公開)に出演した際には、「やっぱりかわいい!」と評判に。映画のヒットと相まって注目を浴びた。オタク界隈でも依然として人気が高く、グラビア誌に登場することも少なくない。
「急に売れっ子になったわけでもなく、トップアイドルのような感じもしないので、実は仕事は多いけどさほどメジャー感はないんです。AKB48が社会現象になった後に前田敦子(27)が女優デビューしたときのようなハードルの高さもありませんでした。 SNSでもずっと人気ありますし、インスタグラムでの『使っていいよ』ネタも橋本から始まった。かわいさをコンテンツにする術にたけていますよね。オタクだけじゃなくて、一般視聴者にもアプローチしやすいです」(放送作家)
このテクニックが功を奏したのか、ぷっちょのCMも続投と相成ったわけだが、それ以外でもCMやPRに起用されるケースが後を絶たない。一方、強力なライバルも出現しているようだ。広告代理店の関係者は言う。
「オタク界隈から発生した“ハシカン人気”ですが、今、そのポジションは“まいんちゃん”こと福原遥(20)に取って代わられつつある。福原はもともと、ネットでバズった子役アイドルということでオタクからの支持が熱い。しかも子役から成長するとかわいくなくなってしまう子も多い中で、きれいに成長したと評判です。最近ではドラマなどへの出演も増えてきていますね。広告代理店としても『まいんちゃん=NHK』っていうところで、クライアントにプレゼンしやすいんです」