「市内には多額の税金をかけて造った公園がある。広くて緑も多いがそれだけ。普段はなかなか人が訪れていない。公園は使ってもらわないと意味がない。レアなモンスターが出現したりポケストップを置いたりすれば、地元だけでなく市外からも人が訪れるはず」

　さらに力説は続く。

「鎌倉近辺で地震が発生したら、早ければ8分で津波が到達してしまう。山頂の避難所に逃げないといけないのに、まだ認知されていない。しかし、例えば山頂をポケストップにすることで、子供たちも自然と山頂への行き方が学べるはず」

　他にも自身のライフワークになっている「ふるさと納税」と、ポケモンGOを組み合わせて何かできないかと考えているところだ。

　熱意あふれるポケモンマスター岡田議員の取り組みは成就するのか。しばらく鎌倉市から目が離せない。（本誌・亀井洋志、大塚淳史、吉﨑洋夫、秦　正理／今西憲之）

※週刊朝日 2016年11月4日号