――いよいよ決意したんですね。
でも塾の先生に「ここまで頑張ってきたのにもったいない。カリキュラム組み直すので頑張りましょう」と言われ、娘もまた「私も頑張る!」と……。
結局娘と先生の気迫に負けて「夏までに成績が上がらなかったら塾を辞める」という約束で、続けさせることにしました。
そこからしばらくして、ほんの少しだけ成績が上がったので退塾はしませんでしたが、直前の秋までにも思ったより成績は上がらず……。結局第1志望以外ガラッと洗い直すことになり、オープンキャンパスに行った意味もなかったですね……。
いよいよ本番突入
――いつごろ、受験エンジンがかかったのでしょうか?
結局本腰入れて勉強し始めたのは、入試が始まる3週間前位です。夫が娘の勉強に付き合うために仕事をリモートワークに切り替えて、隣につきっきりで過去問を解いたんです。
そこでみっちり勉強したのが功を奏したのか、1月中旬から受験した埼玉県、千葉県の中学校からは順調に合格をいただくことができました。
――ついに結果が出ましたね!
ただその後、案の定完全に油断してしまい……。2月頭の第1志望、第2志望受験までの間にも、勉強しているふりして動画やゲームに興じていて。「どうしてあと数日我慢して頑張ることができないのっ⁉」と私も大泣きしながら怒りました。
それでも本番の日は容赦なくやってきます。第1志望の学校は落ちてしまいましたが、なんとか第2志望の学校に合格をいただけました。
第2志望の学校は受験した日に初めて行ったのですが、本人はとても気に入ったようでだったので、結果的にはよかったのかなと思います。
――納得の行く結果だったんですね。
苦労した分、中学受験が終わった日に家族で行った焼き肉はとても美味しかったです。5年間、長い長い戦いでしたが(苦笑)。
娘の中学受験を経て学んだ教訓
――弟さんが中学受験をやりたいと言ったらどうしますか?
すでに一回「僕も中学受験やりたい」と言われて愕然としたことがありました。
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