まとめ

 筆者は、企業や自治体と連携し、小学生の親子向けに旅育ワークショップを実施することがあります。そこでは、今回お伝えした「子どもを子ども扱いせず、仲間として対等に接する」ということを、最初に保護者へお願いをします。開催後のアンケートでは、「いつもとは違う子どもの姿に驚いた」「信じて任せることで成長を感じた」などの感想を頂くことが多いのですが、実は意外と多いのが「(親自身の)日頃のコミュニケーションを見直す機会になった」という声です。

 正解のない子育てでは、「しっかり育てなくては」と親も一生懸命、責任感から、子どもと縦の関係が強くなりすぎることもあります。仲間として関わることは、責任も分かち合うということ。家族旅行では親も肩の荷をおろし、子どもと一緒に楽しむ、あるは子どもに頼りながら旅育を実践してみましょう。互いに刺激となり、新たな親子の関係が生まれることも期待できます。

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