トイレで気になるのが、ナプキンを交換するときの「カサカサ」音……。周りに生理中だと悟られて何となく恥ずかしく思う子もいるかもしれません。読者から寄せられた質問について、ユニ・チャーム株式会社 フェミニンケア ブランドマネージメント部長の長井千香子さんに答えていただきました。

――娘が「学校のトイレでナプキンを交換するときの音が気になる」と言っています。何か対策できることはありませんか。(小6女子の母)

 学校で友達とトイレに行くときなどは、音が気になることがありますよね。ナプキンを開く時のカサカサという音は、個別ラップの材質によって変わってきます。例えば、不織布でできた個別ラップであれば音がしにくいので、試してみてはいかがでしょうか。

 ショーツからはがす時のビリビリとした音の対策については、デリケートゾーンに直接挟み込むように押し当てて使うタイプの生理用品(シンクロフィット)を使ってみるといいかもしれません。ナプキンと併用する商品ですが、ナプキンが汚れていないようなら押し当てている部分だけを交換すればいいので、音の問題は気にならないはずです。いつものナプキンに吸収力をプラスできるので安心です。しかも、交換時はそのままトイレに流せるのでラクです。

 もしくは、広範囲に防水シートを使用して吸水機能も備わった吸水ショーツを使用すれば、ナプキンを使用しなくても過ごすことができます。お子さんが気になっている音の原因に合わせて、対策を考えてみてはいかがでしょうか。

(取材・文/越膳綾子)

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越膳綾子
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