子どもにとって、学校に初めてのメガネをかけていくのはとてもドキドキするもの。大阪の公立小学校の現役教師・松下隼司先生は、メガネを初めてかけてきたり持ってきたりする子どものために、クラス全員の子どもたちに2つの大切なことを伝えているそう。ただ、若手教師だったころは対応ミスで子どもを不安な気持ちにさせてしまった経験があるといいます。松下先生が辿り着いた、みんなが気持ちよく過ごせる「メガネ指導」とは?

MENU 外見の変化をからかわれないようにする 強すぎる事前指導で子どもたちを不安にさせてしまった 何もかもが想定外! なぜそこにメガネを… 事前指導の積み重ねで起きた子どもたちの変化

外見の変化をからかわれないようにする

 小学校教師(教員22年目、2児の父親)の松下隼司と申します。

 子どもだけでなく大人でも同じですが、メガネをかける・かけないで、人の印象は大きく変わるものです。しかし、たくさんの友だちがいる教室で初めてメガネをかけることは、大人が思っている以上に子どもたちは不安に思っています。誰かにバカにされないかな、からかわれないかな、と心配に思っています。

 そこで、初めて学校でメガネをかけた子どもに、「とっても似合っているね! もし、何か心配なことや嫌なことがあったらすぐに先生に教えてね」と言うだけでなく、クラスの子どもたち全員にも次の話をするようにしています。初めてメガネをかけて来る友達の気持ちを考えてもらいたいからです。例えば、こんなふうに会話をしています。

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松下隼司
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