SNSやブログで学習に役立つさまざまな情報を発信している、勉強法デザイナーのみおりんさん。予備校に通わない「宅浪」で東京大学文科三類に合格し、法学部に進学。当時の勉強法や、日々の学習で役立つノート術などを紹介したYouTube動画は、中高生を中心に多くの学習者から人気を集めています。勉強法デザイナーとしての活動を始めた理由や、子ども時代のことを聞きました。※後編<宅浪から東大合格の“勉強法デザイナー”みおりんがすすめる、小学生の「勉強が楽しくなる」方法とは?>へ続く

MENU すべての人に楽しくて効果的な学びを 予備校に通わず“宅浪”で東大に合格 頑張りの「見える化」で勉強が習慣になる

すべての人に楽しくて効果的な学びを

――ご自身のYouTubeチャンネル「みおりんカフェ」では、ノート術や愛用の勉強グッズなど、さまざまな情報を紹介していますね。

 私はすべての人が「ごきげんな勉強法」を見つけるためのお手伝いをしたくて、勉強法デザイナーの活動を始めました。ごきげんな勉強法というのは、楽しくて、効果的で、それぞれの人に合った勉強法のこと。例えば、たまたま家にあったペンではなく、文房具屋さんで何本も試し書きをして選んだお気に入りのペンを使えば、勉強の時間が楽しくなりますよね。勉強の時間が楽しくなればさらにやる気が出るので、内容の理解度も上がって、結果として学習効率も良くなる。ノート術やグッズは、ごきげんな勉強法を実現する手段なんです。

――動画では、小学生も実践できる勉強法も紹介されています。ご自身は、小学生のころから勉強法に対するこだわりを持っていたのでしょうか?

 文房具に関しては、このペンが書きやすいとか、消しゴムはこれがいいとか、結構こだわりがありましたが、勉強法に関してはそれほどでもありませんでした。唯一あったとすれば、自室ではなく、リビングのこたつで勉強していたことですね。首や肩のコリがひどくて、長時間座っていると体が痛くなる体質なので、よく寝そべったまま参考書を読んだり問題を解いたりしていました。

「寝そべりながら勉強するなんて」という思う人もいるかも知れませんが、寝そべってまで勉強するなんて、むしろ偉くないですか(笑)? 横になっていることではなく、勉強していることにフォーカスを当てれば、別に悪いことではないと思います。

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木下昌子
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