子どもに「青い海が見たい」と言われて「はい、見せた! 写真撮って終わり」に私はしたくなくて、もちろんそれもいいとは思うのですが、どうして青いのか。人間がどうやって関わっていったらそのきれいな海をもっときれいにできるのか。鎌倉の海はどうやったらもっと青くできるのか。こうした前後のつながりを一緒に考えられる旅を続けたいなと思っています。

※後編〈前田有紀がアナウンサーから「花」の仕事に転じた理由 「あれから10年、服装ひとつとっても選ぶものが変わりました」〉に続く

(取材・文/大楽眞衣子)

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大楽眞衣子
大楽眞衣子

ライター。全国紙記者を経てフリーランスに。地方で男子3人を育てながら培った保護者目線で、子育て、教育、女性の生き方をテーマに『AERA』など複数の媒体で執筆。共著に『知っておきたい超スマート社会を生き抜くための教育トレンド 親と子のギャップをうめる』(笠間書院、宮本さおり編著)がある。静岡県在住。

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