特に英語では、なにが書いてあるのかを理解するのに、少々文法がわからなくても単語の並びから「こういうことが言いたいんだろうな」という推測ができる。読書のスキルがあると「わからない場所」を埋める力が強くなるんです。
そのおかげで、高3ではTOEIC990点満点中、970点くらいまでとれるようになりました。これが大学受験の大きなアドバンテージになったのは言うまでもありません。
それこそ、読書が僕に与えてくれた影響は数えきれないと思います。こんなふうに学生時代に起業して、今、経営者としていられるのも「本」という学びがあったからこそです。読書という習慣を身に着けるのが、小学生ではなくもう少し遅い時期だったらまた違う人生を歩んでいたかもしれません。すべては「あの時期に本を読んでいた」ことから。そう思うと、小学生時代の読書の意義って、計り知れないと感じます。
(取材・文/三宅智佳)
※前編<「東大在学中に起業した24歳“読書教育”のプロの幼少期 ゲーム好きの少年が小4で読書に目覚めたきっかけは?」>はこちら
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