家庭菜園の楽しさを知ってもらいたいと2023年1月にSNSで動画配信を始めると、あっという間に49万人フォロワーになった「そらベジガーデンハック」さん。人気の秘密は、なんといっても取り組みやすさ。調理後に残った野菜の種を植えたり、残った芯を利用したり……。たとえ庭がなくても、ベランダで気軽に始められるのも魅力です。子どもの頃から植物が大好きだったというそらベジさんに、親子で取り組むのにおすすめの家庭菜園ベスト3をうかがいました。※後編<人気“植物系YouTuber”が語る、母の「好奇心の芽を摘まない」育て方とは 「おかげでずっと理科が好きでいられた」>へ続く

MENU 冷蔵庫にある野菜で簡単。おすすめ家庭菜園ベスト3は? 家庭菜園、成功するコツは土にあり あえて食べごろの野菜を収穫せずに放置、変化を楽しむ 家庭菜園は、子どもの可能性を広げる種のようなもの

冷蔵庫にある野菜で簡単。おすすめ家庭菜園ベスト3は?

――さすが、お部屋に植物があふれてますね!

 今は30種類くらいの野菜や果物を育てているんですよ。ベランダの手すり一面に広がっているのは、グリーンカーテンにもなるパッションフルーツです。今は、ナスやトマトが元気ですね。このサボテンはスーパーで見つけたドラゴンフルーツの種を植えて、育ててみたものなんです。ドラゴンフルーツって、実はサボテンの実なんですよ。この垂れたサボテンの先に実がなるんです。おもしろいですよね!

――ドラゴンフルーツはサボテンとは、知りませんでした!さっそくですが親子で取り組んで楽しいおすすめの野菜や果物を教えてもらえますか。

 もちろんです。成長が早くて、お子さんとも取り組みやすいものを3つご紹介しますね!

 それは、ずばり「長ネギ」、「ジャガイモ」、「レモン」です。

 1位の「長ネギ」は、いつも食べている長ネギの根元を使って育てることができ、ほぼ無限に再生することができるんです。花を咲かせて種を採取すれば、植物の一生を観察することもできますよ。虫がつきづらく、病気も少ないので、おすすめです!

 2位の「ジャガイモ」は、ほんとうに手軽に育てることができます。芽が出てしまったものをプランターに植えれば、ほとんど何もしなくても3カ月後にはゴロゴロ収穫できてしまうんです。収穫の喜びを味わうことができて、楽しいと思います。

 3位の「レモン」も、食べた後の種を使って簡単に取り組めておすすめです。実がなるまでに4年ほどかかり、少し時間は必要ですが、その分大きく育てることができます。

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柳澤聖子
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