体験のためにお子さんと潮干狩りへ行った菊川怜さん(提供)

眠るまえにそれぞれ1冊、絵本を読み聞かせ

――お子さんは習い事や早期教育はされていますか?

 習い事はいったん全部やめてしまって、本人がやりたいと言ったらやらせようかな、という状態です。

 長男は本を読むのが大好きで、最近は国旗を覚えるのに夢中です。「ママ、国旗カード(でクイズ)しよう!」って言ってくるんですが、私はもともと理系で、地理や歴史は苦手。正直言って「え~、国旗?」っていう気持ちなんですが、「いやいや、クイズ番組で役立つかもしれない」と考え直して息子に教わっています(笑)。

 子どもはすごいですね。興味があることはあっという間に覚えるのでびっくりします。

――習い事のかわりに、何かご家庭で意識的にしていることは?

 英語は大切だなと思っているので、私のつたない英語で話しかけたり、英語の数を教えたりしているくらいでしょうか。それもたま~にです(笑)。

 あと、寝る前に1人1冊、絵本を読んであげています。「好きな絵本を選んでおいで!」と言って選ばせて、それを読んであげるんですが、下の子たちは聞いちゃいない。読み始めたそばから別の遊びを始めちゃったりするんだけど、それでもいいと専門家の先生に聞いたので、「聞いてなくてもいい」と割り切って読んでいます。

 実は私、子どもの頃にほとんど本を読まない子だったんです。どんな絵本がいいのかもわからないので、月に1冊絵本が届くサブスクをいくつか利用しています。

「実は、ほとんど本を読まない子だった」という菊川怜さんの中学時代(提供)

 あとは、できるだけいろんな体験をさせたいと思っているので、がんばっておでかけしています。長男は魚や虫など生き物が好きなので、魚釣りのイベントに参加したり、水族館に行ったり、去年の夏は福井の恐竜博物館に行きました。

 先日はママ友ファミリーに誘ってもらって、田植えにも挑戦したんです。あとは妹親子と海浜公園のゴミ拾いをするボランティアにも参加しました。最終的には水遊びになりましたけど(笑)。

――ものすごくがんばっている菊川さん。全然ダメママじゃないと思いますが……。

 ありがとうございます……! でも「自由が欲しい!」と思う瞬間もたくさんあるんです。24時間、子どものことを考える日々ですから。

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