東京大学在学中に雑誌モデルとしてデビューし、現在は俳優・タレントとして活躍する菊川怜さん。5歳と3歳の男の子、2歳の女の子の3児のママでもあります。40代になってから始まった子育てライフに日々全力投球の菊川さん、その日常をうかがいました。※後編<3児のママ・菊川怜、「わが子を東大に入れたい?」の質問に「そう思ってはいけない」と語る理由とは>へ続く

MENU 46歳、幼児3人。髪の毛を乾かすヒマもありません! 「早期教育より、しつけしなくちゃ~!」っていう状態(笑) 眠るまえにそれぞれ1冊、絵本を読み聞かせ

46歳、幼児3人。髪の毛を乾かすヒマもありません!

――菊川さんといえば、元祖・東大卒の女性タレント。さぞかし子育ても知的にこなしているのではないかと思うのですが……。

 えぇ? とんでもないです! 常に綱渡りしているみたいな日々ですよ~!

 子どもは5歳、3歳、2歳と年齢も近いので、毎日がてんやわんや。汗びっしょりになって走り回っています。

 着る服も「ミートソースがついても大丈夫!」なTシャツばかりだし、顔もほぼスッピンです。かろうじて日焼け止めクリームだけは必ず塗って「お肌だけは死守!」とがんばっています(笑)。

――ショートヘアがお似合いですが、もしかしてオシャレではなく実用性重視?

 もちろんです。お風呂上がりにドライヤーかける時間なんてないですから、自然乾燥できるショート最高!って感じです。

――がんばっていらっしゃいますね。でも菊川さんはいま46歳。体力的にキツイと思うこともあるのでは?

 めちゃくちゃあります、本当にもうヘロヘロ(笑)!

 母が私の年齢のときって、私はもう20歳だったんですよね。なのに、うちの末っ子はまだ2歳。この子が20歳になるとき私はいくつ?って考えちゃいますね。

――妊娠や出産も大変だったのでしょうか。

 肉体的な面はもちろん、精神的にもつらい部分はすごくありました。「無事に産めるか」「子育ては大丈夫だろうか」と不安も大きかったです。

 でも担当してくださった産科の先生が「出産の“適齢期”は人それぞれ」っておっしゃってくださったんです。「20代や30代で子どもを産む人もいるけれど、菊川さんのように、40代までにさまざまな経験をして子どもを授かる人もいる。これが菊川さんにとって最適な時期だから、子どもを授かったんですよ」って。

 思い出すだけで涙が出ちゃうんですが……、この言葉にメンタルをすごく支えてもらいました。

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神素子
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