なにかを目指して一心に「がんばる」体験は、その後の人生に生きる
――受験の経験は、人生にどんな影響を与えましたか。
中高生くらいの時期は、思春期にも入っていろいろと悩みや迷いが多くなる時期。私も目標を見失って、目の前のことしか考えられていませんでした。でも、この時期に「将来これになりたい!」と明確に見える人は少ないだろうし、たとえ見えなくてもそれでいいと思うのです。わからないからこそ、さまざまなことに興味を持ってやってみる。その点、私はアルバイトでも本当に多くのことを学びました。
受験のようになにかを目指して一心に「がんばる」体験は、絶対にその後の人生に生きてくると実感しています。その中で少しでも「楽しさ」が体験できれば、もう最高なのではないでしょうか。
※前編〈渋幕出身・皆藤愛子が語る中学受験「受験は楽しかった。でも、合格後に燃え尽きて成績“低空飛行期”に突入しました」〉から続く
(取材・文/三宅智佳)
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